感覚的な言葉が音と相まって具体性を帯びていったり、抽象的な映像が言葉と音によって有意味なものになったり、言葉と音・ビジュアルまで交錯しながら伝わってくる。音楽という表現の可能性や意味を考えさせられる作品でした。【MUSICA】

とても強い美意識を持ったアーティストだと思います。アレンジや言葉ひとつとってもこだわりが感じられ、聴く側の偏差値を求めさえする芯の強さを感じました。【A-Sketch】

＜AIRPORT＞という言葉がバンド名に含まれている通り、彼らの楽曲表現はどこか特定の場所（国や地域）という枠を超えて展開されています。それはメロディも歌詞も。キーボードの音色に乗せられている中毒性のある描写が心地良くもあり、どこか棘もある……。「映画の中の出来事」というタイトル通り、聴き終えた時には1本の映画を観たような充足感に包まれます。【SPACE SHOWER TV】

Aメロのメロディーラインと言葉のあてはめ方がおもしろく、すっと引き込まれました。鍵盤ありの5人編成ですが、音を詰め込みすぎておらず聴いていて気持ち良いです。ですが、後半のメロディーラインの展開が前半部分で感じた魅力とずれてしまい、もう一歩突き抜けてほしかったです。映像もよく楽曲の世界観を表していて○。【HIP LAND MUSIC】